社会に出て仕事をするようになると、物事を順序立てて考える「論理的思考力」が重要になります。たとえば、会議やプレゼンテーションなどで相手に対して分かりやすく説得力がある話をするためには、論理的思考に基づいたスピーチを行う必要があります。
また、論理的思考力が身に着いていると、問題が起こった時に、どのようにその問題を対処すれば良いかを筋道を立てて考えられるようになります。これもまた、ビジネスにおいては欠かせない能力です。
論理的思考力は大人になってからもトレーニングが可能ですが、できれば子どものうちから身に着けておきたいものです。そこで、子どもの論理的思考力を育てるための方法を以下で紹介します。
ゲームといっても、一般的に知られているコンシューマーゲームやソーシャルゲームではありません。「キュボロ」という積み木を使ったゲームが、論理的思考力を育むことができると言われているゲームの1つです。一辺5㎝の立方体の積み木には、それぞれ太めの筋が彫られています。この立方体の積み木を組み合わせて筋を繋げ、1本の長い道を作るのがゲームの目的です。子どもには少々難しいゲームですが、大人が行っている様子を見せることで、論理的思考力のトレーニングができるそうです。
実際に子どもが行うゲームならば、複数のものの中から相違点を探す「仲間外れゲーム」がおすすめです。イラストや写真を見せて、その中から仲間外れを探す、という遊びなので道具などの準備が簡単です。
物事を正確に伝えるための語彙力を養えるのが読書です。考えるだけではなく、より「伝える」能力を重点的に育てたい時は、子どもに本を読ませて語彙力を増やしましょう。国立青少年教育振興機構の調査によって、読書量が多い人は論理的思考力が高いと判明しています。
もしも子どもが本嫌いならば、両親が読み聞かせてあげることでも効果があります。この時、内容が良さそうだからと言って、子どもが興味を持っていない本を読むのはNGです。きちんと子どもの反応を見ながら、子どもが興味を持ちそうな内容の本を読み聞かせてあげてください。一度でも本を「面白いもの」と思えれば、その後は自分から読書をするようになるでしょう。
2020年になると、小学校でプログラミング教育が必修化されます。これは、技術を身に着けるというよりも、プログラミング教育を行うことで論理的思考力を育てることが目的と言われています。このことからも、プログラミング学習が論理的思考力を養うために効果的だということが分かります。
家庭で学習するのも良いですが、両親のうち、どちらかがプログラミングに通じていなければ難しいでしょう。そこで、スクールへ通うことをおすすめします。特に、プロ・テック倶楽部<https://protech-club.com/>は、プログラミング技術の向上はもちろんですが、それ以上に創造力・論理的思考力・問題解決能力といった、社会で求められる能力の育成を一番の目的として学習を行っています。幼稚園児から通えるスクールなので、早いうちから子どもをプログラミングに触れさせ、論理的思考力を育てたいと思っている方は、まずは体験実習を申し込んでみましょう。
業種・職種に限らず、論理的に物事を考える力は、社会に出るまでに身に着けておくことが望ましいです。論理的思考力を育てる方法はほかにもありますので、子どもの将来のためにもご家庭で試してみてください。